これからにゃのに。

SAKUは、毎日お薬を飲んでいた。

ママはいつも心配してたし、体の弱い子なのかな？
でもめっちゃケンカは強そうなのにって不思議だった。

POPが教えてくれた。

歯が伸びたら気になってご飯が食べられなくなっちゃうから時々歯をカットしてもらうんだって。
明日も行くみたいだよって。

その夜

『SAKUなんだか呼吸が違う気がする。背中大きく揺れてない？』ってママが言った。なんか呼吸荒いのかなー？

その時、SAKUは大丈夫だよって態度で示したんだ。
ママはホッとして眠りについた。

いつもはお腹痛いと痛いなーって芋虫みたいになってお知らせしてくれる子だから、今日は大丈夫だねって。

でも、翌朝SAKUは1人で旅立ってしまってた。

ママもパパも泣いた。

1人で逝かせてしまったこと後悔してるみたいだった。

でも、ぼくにはわかったんだ。
SAKUが選んださよならなんだ。

亡くなった顔は辛い表情じゃなく眠ってるみたいだったから、やり切った気持ちだったに違いない。

ママが安心して眠った後1人で。

強く優しいSAKU。

ぼくはかっこいいと思った。
すごいよ。ほんとにすごい

ぼくとSAKUの写真はあんまり残ってないんだって。

まだドキドキの関係だったからカメラ構える余裕がなかったみたい。少しだけママのインスタにあるから見てね。

SAKUかっこいいのとか可愛い写真もいっぱいあるんだよ。自慢のおにいちゃんにゃん。